教育の質保証

自己点検・評価

 本学は自己点検・評価に積極的に取り組んでいます。自己点検・評価には理事長・学長が率先して関わり、ALO(連絡調整責任者)の教員を任命して全学的な教育の質保証の体制を構築しています。自己点検・評価活動に際しては、学科内および関係部署の対話を通じて学習成果を焦点にした質保証のための査定サイクルと日常的なPDCAサイクルで実施しています。また、自己点検および評価活動の結果は、新たな事業計画、カリキュラム改革、授業改善活動および研究環境の改善など学内の諸活動にフィードバックしています。

 査定のサイクルは1年間または前期・後期(セメスター)の期間でサイクルを継続して実施しますが、日常的なPDCAはセメスター毎で行う授業評価と学期中の成績評価等によって改善改良を加えていく仕組みになっています。
 査定サイクルの流れは、学内・学外に対して表明している「建学の精神と教育理念」、「教育の目的・目標」、「学生の学習成果」の相互の関係の点検、および同様に表明している「学生の学習成果」を獲得するための「学位授与」、「教育課程編成・実施」、「入学者受け入れ」(三つの方針)が明解であることを点検します。
 三つの方針は図の「教育課程の卒業・取得資格・学生成果などを判定する基準」の部分に含んでいます。
 教育は、学習成果を獲得させるために、三つの方針のもとに「学習成果を基にした教育の方法、実践」を行い、その結果について「査定:証拠の収集、分析」と「査定結果の所見:証拠の解釈」の部分で事実に基づく量的・質的データを収集し、学習成果の獲得状況について分析を行います。
 「向上・充実のためのフィードバック」では、「学生の学習成果、三つの方針の点検、教育の方法・実践、および学生のニーズ」の点検・評価と評価後の適否について関係する行為や動作を修正・調整して学習成果の獲得に向けて改善・充実を図るためのPDCAサイクルをFD、SDおよび教授会等によって継続して実施し向上・充実を図ります。
 また「学生のニーズ」は学生自身の要求ではなく、卒業生が社会の求める人材であるか否かを学生の進路先から得た量的・質的データを基にして点検し、否の場合には「教育の目的・目標」を点検します。従って卒業後の学生についての情報を得て、学科の教育目標等が社会の実状にあっているかどうかということを点検します。

↑ページトップに戻る